「自分探しの旅」したいと思いますか?
多くの人は、一度は思ったことがあるのではないでしょうか?
そして一部の人は、本当に放浪の旅へ向かっていきます。
世界中をまわれば、見つかるのでしょうか?
世界の果てまで行けば、本当の自分に出会えるのでしょうか?
海外に長く留学していた人や、外国人と結婚して海外に住んでいる人、海外で働いていた人など、いろんな人に会ったことがあります。
その人たちの多くは、外国語が話せて、ちょっと日本人離れした感覚や常識になっている部分はあるけど、普通に生活している、普通の人です。
特に何かを見つけたような人に会ったことがありません。
海外で本当の自分が待ってくれているわけではないのです。
日本の心理学の第一人者であり、著書も多数の、早稲田大学名誉教授 加藤諦三氏も、
本当の自分を求めて、若いころに世界を旅したそうです。
世界の果てまで行ったそうです。
でも、期待していたような変化はなかったそうです。
ではどこまで行けば、本当の自分が見つかるのでしょうか?
どこまで探しに行っても見つからないのです。
本当の自分とは、いつもいつも一緒なのです。
今ここにいるのも本当の自分。
怒っているときも、不安でたまらない時も、ショックを感じているときも、やる気が満ちている時も、感動している時も、全部本当の自分なのです。
探しに行かなくても、どんな時でも、どんな場面でも、どんな気分の時も、一緒にいるのが自分なのです。
本当の自分を探したい人は、今が苦しい人です。悩んでる人です。
そして本当は、「自分を磨きたい人」なのです。
もっと成長したい人なのです。
旅に出れば、非日常な体験を通して、気づきや成長があります。
自分の事を考えたり、日本の事を考えたりするきっかけになります。
でも非日常体験で、自分が望む変化が起きるのではありません。
自信を感じたければ、幸せを感じたければ、自分を知り、自分を磨くのがいちばんの近道です。
特別な才能や資格も必要ありません。
不安の感情をコントロールする
怒りの感情をコントロールする。
ショックの感情をコントロールする。
感じる感情で自分を知り、その感情をコントロールすればいいのです。
不幸そうな人は、不幸な感情を選び、幸せそうな人は、しあわせな感情を選んでいるのです。
感情の使い方で、簡単に不幸にも幸せにもなるのです。
どんな時も、ごきげんでいられる感情を選べば、ごきげんなのです。
最初は難しいけど、意識していればどんどん上手になります。
自分の感情をコントロールすることができれば、出来事に振り回されない、しあわせな自分に出会えるのです。
そんな人は、それだけで魅力的なのです。