ピラティスのレッスンを、何度か受けてるうちにわかってきたことがある。
「正しい姿勢」「正しい立ち方」ってどんな姿勢だと思うだろうか。
壁に背中をつけて立った時に、背面は、後頭部、肩、お尻、ふくらはぎ、踵が壁に着く、そして、足の内側の、内腿、ヒザ、ふくらはぎ、くるぶし、つま先が付くように、そして肩の力を抜いて胸を張って、アゴをひいて立つ状態。
正しい姿勢を文字にするとこうなるかもしれない。
でもコツを知らずに実際にやってみると、とても不自然で窮屈な姿勢に感じると思う。
正しい姿勢は、体幹の使い方や、力の入れどころを知らないと作れない。
まず、「肩の力を抜く」とはどういう意味か。
肩の力を抜くとはいろいろなスポーツでも言われることで、力まない、筋肉を緊張させない、と、とらえることもできるが、正しい姿勢の時の「肩の力を抜く」は、意識して肩甲骨を下げることを意味している。
足の内側をつける時は、足を閉じるというよりは、お尻側から内側に巻き込むように意識と力を入れて、太ももの前や内側ではなく、裏側から巻き込みながら脚をつけていく感じになる。
このとき、お尻にかなりチカラが入った状態になるのが正しい。
この2つのポイントをわからなければ、いつまでたっても正しい立ち方が難しく感じて、できない、痛い、自分は歪んでる、と思ってしまうと思う。
しかも体型に変化が出ないから続かない。
日々の生活の中で、これを意識して立つようにしたら、どんどんお尻が引き締まって、体型のシルエットがスッキリし始めた。
こんな簡単なことがこんなに効果があるなんて、驚くが、毎日1ヵ月意識して立てば、変化を感じると思う。
これを教えた友人も、1か月でお尻が小さくなって、脚が細くなってきたと言っていた。
姿勢矯正のときには、このように、体幹や筋肉の使い方のコツを知ると、あっさり効果が出ると思う。
このコツを知ることは、一生の財産になると思う。
そして、この姿勢矯正法は、体の内側の目に見えない筋肉をいろいろ使うので、身体を鍛えていく効果もある。
正しく意識できれば、立つだけでも効果を出せる。
いまピラティスのレッスンを50回くらいやってみて、ずいぶん体のカタチにも動きにも変化が表れてきたと思う。
体が引き締まってきて、疲れにくくなって、強くなったと感じている。
見た目の変化は気分の変化にもつながるし、自分の身体は、死ぬまでの長い付き合いになるので、少しでも早く向き合うことをお勧めしたい。